トップニュース学会・論文学術誌にアサイルゲルマニウムに関する論文掲載(社外研究)|多剤耐性菌に対する効果の探索

ニュース

学術誌にアサイルゲルマニウムに関する論文掲載(社外研究)|多剤耐性菌に対する効果の探索

大阪医科薬科大学薬学部を中心とする研究チームによる、多剤耐性菌(複数以上の抗菌薬(抗生物質)に対して耐性ができた病原菌)に対するアサイゲルマニウムの効果を試験した論文が、国際学術誌『Metallomics』に掲載されました。

  • タイトル:Functional trihydroxyl germanium moiety in THGP confers novel enzyme activity inhibition abilities while also attenuating intracellular effects against multidrug-resistant Acinetobacter baumannii (THGPの機能性トリヒドロキシルゲルマニウム部位は、新規の酵素活性阻害能を付与する一方で、多剤耐性Acinetobacter baumanniiに対する細胞内効果を減弱させてもいる。)
  • 論文URL(DOI)https://doi.org/10.1093/mtomcs/mfag008

研究概要

  • アサイゲルマニウムが水に溶けた際に生成される化合物THGPが、医療現場で問題となる多剤耐性菌にどのような効果を示すかを試験しました。対象として、院内感染の原因にもなり得るAcinetobacter baumanniiを用いて評価しました。
  • その結果、THGPには、細菌が持つ「抗菌薬を分解する酵素(β-ラクタマーゼ)」の働きを弱める作用が示され、特に一部のセフェム系抗菌薬では効果が高まる可能性が示唆されました。また、低濃度の抗菌薬の存在下で起こり得る、バイオフィルムの形成を抑える可能性も示されました。
  • ただし、いずれの効果も現時点では作用が弱く、また本試験は試験管内実験であることから、臨床応用には不十分であることも述べられています。
  • しかしながら、現在までに病原菌に対する有機ゲルマニウム化合物の知見は乏しく、本論文は本分野での議論を前に進める端緒となる一報と言えます。

※本研究において当社は試験材料としての有機ゲルマニウム化合物の提供のみであり、利益相反の関係ではありません。

カテゴリー

年別アーカイブ