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“Viruses”に北海道大学との共同研究の成果が掲載されました。

ウイルス学研究を対象とするオープンアクセスの科学ジャーナル『Viruses』にて、当社研究部と北海道大学との共同研究の成果が掲載されました。
【タイトル】
Dual Effect of Organogermanium Compound THGP on RIG-I-Mediated Viral Sensing and Viral Replication during Influenza a Virus Infection
【著  者】
Sunanda Baidya 1,2, Yoko Nishimoto 1,2, Seiichi Sato 1,2, Yasuhiro Shimada 3, Nozomi Sakurai 1, Hirotaka Nonaka 1,2, Koki Noguchi 1,2, Mizuki Kido 1,2, Satoshi Tadano 1,2, Kozo Ishikawa 1, Kai Li 1,2, Aoi Okubo 1,2, Taisho Yamada 1,2, Yasuko Orba 4, Michihito Sasaki 4, Hirofumi Sawa 4, Hiroko Miyamoto 5, Ayato Takada 5, Takashi Nakamura 3 and Akinori Takaoka 1,2
1:北海道大学遺伝子病制御研究所 分子生体防御分野, 2:北海道大学 大学院総合科学院, 3:浅井ゲルマニウム研究所 研究部, 4:北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所 分子病態・診断部門, 5:北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所 国際疫学部門
【掲載誌】
Viruses 2021, 13(9), 1674
【URL】
https://doi.org/10.3390/v13091674

<研究の内容>

内容の詳細については、下記の画像をクリックしてください。
PDFファイルが開きます。(ダウンロード可)

vol7. AGニュースレター_北大遺制研4【Fin】

<研究の成果>

本研究によって、アサイゲルマニウムについて下記のことが明らかになりました。
①ウイルス認識経路の一つであるRIG-Iの認識を抑制した。これは、3pRNAを持つRNAウイルスに対する有効性を示唆する。
②インフルエンザウイルス感染において、RNAと相互作用することにより、ウイルス由来ポリメラーゼのウイルスゲノムRNAの認識を抑制し、ウイルス複製を抑制する。
③インフルエンザウイルス感染時の延命を促し、更に肺の炎症による組織損傷も抑制する。

これまでもアサイゲルマニウムによるインフルエンザウイルスの抑制作用を確認してきましたが、本研究により、アサイゲルマニウムは特定のウイルスが保有するゲノムRNA(3pRNA)と相互作用することで、炎症性物質の産生やウイルス複製を抑制することが明らかとなりました。
アサイゲルマニウムのウイルス感染の防御策としてのさらなる貢献が期待され、またRNAが関係する炎症性疾患に対しても役立つ可能性が示唆されました。

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